第11回 日本公衆衛生看護学会学術集会

第11回 日本公衆衛生看護学会学術集会

ご挨拶

第11回日本公衆衛生看護学会学術集会会長 安齋 由貴子 この度、第11回日本公衆衛生看護学会学術集会を仙台国際センターおよび一部オンラインにて開催させていただくことになりました。

第11回学術集会では、「ポストコロナ社会における公衆衛生看護への期待 ~新たなコミュニティケアシステムの創出~」をメインテーマに掲げます。2019年末以降、新型コロナウイルス感染症はパンデミックとなって、人々の生活は変化し、経済活動にも大きな影響をもたらしました。この結果、個人間や地域間の健康格差にも影響を及ぼし、生活習慣病、メンタルヘルスや自死、虐待等、従来の健康課題の増悪が進みました。また、社会に取り残される社会的孤立者の増加や、コミュニケーションの変化から発生する新たな健康課題への対応も求められています。

このような多様な健康課題の解決に向けて、公衆衛生看護従事者が活躍しています。人手不足が深刻な中、担当部署や所属機関内の体制を強化し、地域の資源を活用しながら、個人のケアシステム構築から、地域のニーズに対応した健康づくりのためのシステム構築を進めてきました。今後も、これらの経験をもとに、ポストコロナ社会に対応した様々なシステムを創造していくことが期待されています。

第11回学術集会では、ポストコロナ社会における公衆衛生看護について皆様と意見を交換し、交流する機会を持てるようなプログラムを準備いたしました。また、多様なスタイルで多くの方にご参加いただけるように、オンラインか会場参加を選べる本学会初のハイブリッド開催を予定しました。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第11回日本公衆衛生看護学会学術集会会長 
安齋 由貴子
(宮城大学看護学群 教授)

日本公衆衛生看護学会